「月餅税」に不満続出
9月を迎え、中国では税法の改正が物議をかもしている。
9月12日は中秋の名月。中国では月餅を食べながらお月見を楽しむ。親しい人の間で月餅を贈り合う習慣があるが、職場で受け取るこの月餅を所得の一部と見なして課税対象に含めることとなった。
離婚の際に行われる財産分与についても、法改正が話題となっている。
これまで夫婦の財産は均等に分けられてきたが、新しい法解釈では、名義人がすべてを受け取ることとなった。
一般的に不動産は夫の名義になっていることが多い。離婚に備えて共同名義に、という動きがあるが、一部の都市ではこの名義変更に課税する動きがある。
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今回の税制改正には低所得者への配慮も見られる。最低課税限度額が2000元から3500元に引き上げられるため、低所得者層は所得税を支払う必要がなくなる。
これにより、納税人口は8400万人から2400万人に激減。個人所得税収入は1600億元程度の減収になると予想される。
低所得者層への配慮は、社会の不満をコントロールし、秩序を保つためと見られる。
◆CNN.co.jp
http://www.cnn.co.jp/business/30003860.html◆月餅 wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%88%E9%A4%85