精神科患者の個人情報を紛失
千葉県精神科医療センター(千葉県千葉市:以下同センター)は29日、同センターの
患者約850名分の個人情報が入ったUSBメモリを紛失したと発表した。また31日には同センターホームページにて、今回の事態について浅野センター長が
謝罪文を発表している。
「首からひもでかけていた」ずさんな個人情報の取り扱い
同センターに勤務する男性医師が23日、センター内で業務に当たる際、
USBメモリをひもで首にかけていたことは確認しているが、紛失した経緯については不明だという。
また、防犯上、
パスワードを設定するよう指導していたが、男性医師はその
設定を行っていなかった。
現時点で漏えいや悪用の報告なし
紛失したUSBメモリの中には、患者の氏名や住所、症状などを記録したデータが保存されているが。
現時点で、第三者への個人情報の流出や悪用の報告は入っていないという。
センターには今後このような事故が起きないよう、
患者の権利や利益を十分に尊重し、個人情報を適正に取り扱っていく努力を惜しまないでいただきたいものだ。
『USBメモリ紛失』に関するおわび (PDF)千葉県精神科医療センター