株式会社ジェイティービーは、中・高校生向け新聞制作プログラム「見聞録伝」を、2011年9月から発売することを発表した。
同プログラムは、修学旅行で学習した内容を、新聞形式で紙面にすることが可能となるもので、生徒が、旅行中や旅行後の授業時に“取材”した際の、文章や写真などをWeb上で入力することで、サイト側で自動的に新聞レイアウトに編集し、後日印刷された「新聞」が学校に届けられる。
なお、同プログラムの代金は、一人1,000円(消費税込)となっており、新聞制作教材、Web入力ソフト、新聞完成品、PDFデータが提供される。
今後、同社では、修学旅行以外にも、社会見学や、卒業新聞など、幅広い場面での活用を見込んでおり、2012年度までに、10,000名の販売を目指している。
文部科学省の新学習指導要領には、「授業での新聞活用」が盛り込まれているというが、いまの新聞に足りないのは「取材力」であり、新聞というフォーマットを作るノウハウ程度は学べるのかもしれない。
Webサイトにもマガジン形式といわれる、文字コンテンツを幾何学的に構成するレイアウトパターンがある。インターネットの世界でも、動画コンテンツの垂れ流しから卒業し、もうひと一味付け加える試みも散見される。同社が推す「見る力」、「聞く力」、「記録する力」、「伝える力」だけでなく、「考える力」も加えていただきたいものだ。
株式会社ジェイティービーリリース