サイバー攻撃の様子をうっかり放送
コンピューターセキュリティの専門企業エフセキュアによると、中国のテレビ番組内で、軍によるサイバー攻撃の様子が放送された、とのこと。
7月に中国中央電視台の軍事・農業専門番組で放送されたもの。「軍事科学特集:ネットワークの嵐がやってきた」と題した特集の中で、実際にサイバー攻撃を行う様子が放映された。
中国人民解放軍情報工学大学が作成した専用ソフトを使用。IPアドレスを指定し、「攻撃」ボタンをクリックするだけという簡単さだ。
攻撃目標として表示されたIPアドレスは米アラバマ大学が保有するものだった。アラバマ大学は中国国内で禁止されている宗教団体法輪功系のサイトを学生が運営していたことがあるという。
以前にも当サイトで伝えたことがあるが、米国のセキュリティ専門会社は、中国が世界的なサイバースパイ・テロを行っていると指摘している。
日本の警察庁も攻撃対象に
7月には、日本の警察庁もサイバー攻撃を受けた。過剰なアクセスが集中、7月10日午後10時半ごろから約3時間にわたって、ホームページが閲覧困難となった。
IPアドレスを調べたところ、攻撃に使われたアドレス85個のうち、78個までが中国のものであると判明した。
7月4日、尖閣諸島周辺を飛行していた中国機に対して自衛隊機が緊急発進したことに反応したものと見られる。
中国の検索ポータルサイト「百度」が運営する掲示板には、攻撃を呼びかけるメッセージとともに、攻撃方法が紹介された。
◆f-secure.com
http://www.f-secure.com/weblog/archives/00002221.html◆アラバマ大学
http://www.ua.edu/◆百度(baidu)
http://www.baidu.jp/