長野大と製造業が共同研究へ
長野大学(長野県上田市)は23日、製造業で組織されるリサイクル研究グループと、食品トレーの再利用事業によって
障がい者の雇用を進めるための共同研究を行う契約を結んだ。
リサイクルと障がい者雇用の促進を目指して
食品トレーの再利用素材で家具を製造している
ミツルヤ製作所の小林社長が2010年1月、環境や福祉学部がある長野大学に、
素材の確保と、障がい者雇用促進の共同研究を提案した。
その後、プラスティックなどをリサイクルした家具やエクステリア、住宅素材などを扱う企業の4社が加わり、同年11月には
「見えるリサイクル」研究会が発足、大学側と意見交換を行ってきた。
今後は発砲スチロールなどの食品トレーを回収、機械で破砕し粒子状の
ペレットに加工する工程を障がい者が行い、そのペレットを研究会側が買い取り、家具などの
各社の製品に使えるようにする仕組みを作る予定。当面は、他県のリサイクル先進地の視察を予定している。
今後は行政との三者協働で取り組みを
大学と
企業とが協働で行う取り組み。今後は
行政側にも協力を得て、この研究事業が無事成功し、
障がい者雇用拡大のためにも全国的に広がることを願いたい。
信濃毎日新聞社長野大学株式会社 ミツルヤ製作所