180年の歴史、熊野筆
18日、「
なでしこジャパン」に
国民栄誉賞が授与され、注目の副賞に、
広島県熊野町の名産「
熊野筆」の「
化粧筆」が贈られた。
熊野町の
三村裕史町長は、同日早速、町の公式サイトに、
筆作り180年以上の歴史を持つ本町にとって、かつてない名誉です。
と、驚きと感激を表した。
熊野町の「
化粧筆」は、「
書筆」とともに
生産量日本一、大手化粧品メーカーや
ハリウッドのメイクアップアーティストもご用達の「確かなもの」だという。
三村町長は、
熊野町の
化粧筆が「
なでしこジャパン」を、
ナイスアシストしてくれることでしょう
と自信を見せている。
中国をしのぐ筆のコレクション
熊野町には、筆にまつわるさまざまのものを収蔵・展示する「
筆の里工房」があり、現在「
筆の博覧会展」を開催中だ(
9月11日まで)。この展示会では、兵庫県の書家・
公森仁氏の収集した「
三清書屋(さんせいしょおく)コレクション」が展示されるが、その
300本を超えるコレクションは、質・量ともに中国にも存在しないスケールだという。象牙や玉などによる装飾筆なども紹介される貴重な機会だ。
筆の都〜心の風に筆が舞う〜熊野町
「なでしこジャパン」への国民栄誉賞の副賞として熊野町の化粧筆が選ばれました筆の里工房