受験場所・日時も自由選択
独立行政法人「
情報処理推進機構(IPA)」は、11月25日、国家試験としては初の“
パソコンを用いた試験(
CBT方式※)”を開始した。
CBT方式が採用されるのは、情報処理技術者試験のエントリーレベルに位置づけられている「
ITパスポート試験」。「
ITパスポート試験」はこれまで春期・秋期の年2回行われてきたが、
CBT方式の採用によって、受験者は年間通じ、各自の
都合のよい日時・会場を選択して受験できるようなる。
また、受験申込みから試験結果の確認までの間隔もスピーディーになる。発表によれば、
最短で試験日の前日まで申込み可能、受験後にその場で試験結果が確認可能
だという。詳細については、
ITパスポート試験専用サイトをご参照を(下部にリンク)。
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* Polly *]
ITの基礎知識を問う国家試験
「
ITパスポート試験」とは、ITの基礎知識を問う国家試験で、平成21年度から実施されている。官公庁・企業・教育機関などで受験が推奨されており、これまで6回の開催で応募者は37万人を超えるという。
IPAの発表によれば、同試験を採用している企業からは、
・不正アクセス対策の基礎知識が向上した
・IT企業や社内のIT部門とのコミュニケーションが円滑になった
・新人研修で基礎知識を教える時間が短縮した
などの評価を受けているという。
※CBT方式=Computer Based Testing。コンピュータを用いた試験。従来の“紙と鉛筆”による試験と異なり、受験者は決められた場所に出向く必要がなく、受験場所・時間の自由な選択が可能となる。(PROMETRICによる)
IPA 独立行政法人情報処理推進機構 プレスリリース
国家試験初の “パソコンを用いた試験” を開始~ CBT方式によるITパスポート試験を全国101会場で順次開始 ~専用サイト:
ITパスポート試験PROMETRIC
CBT コンピュータを利用した試験