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2024年11月23日(土)
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緊急入院した福島第一原発吉田所長は日本の「リグビタートル」か?

緊急入院した福島第一原発吉田所長は日本の「リグビタートル」か?

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吉田所長突然の入院
28日、東京電力は福島第一原発で、事故以来8か月間にわたって陣頭指揮を執ってきた吉田昌郎所長の退任を発表した。

吉田所長は体調を崩して24日から入院しており、ここ2週間は原発に出勤することもできなかったという。
吉田所長
病名・被曝線量はプライバシー
発表で東京電力は病名および被曝線量についてはプライバシーとして秘匿した。

医師から被曝線量と病気の因果関係は指摘されていない、との発表だが、この言い回し自体にも歯切れの悪さがうかがえる。

病名について食い下がる報道陣に対して、東電は最後までプライバシーをたてに情報を与えなかった。

一般に、病名が隠されるケースは限られている。「死にいたる病であることを本人に隠す必要がある場合」、「個人の羞恥心に関わる病気の場合」などだ。

年齢、性別、立場などを考えると、吉田所長がこういったケースにあてはまるとは考えにくい。

病名が公表されないことで、すでにネット上などでは、「急性白血病では?」あるいは「東電にとってまずい情報を知りすぎたためにはずされるのでは」といった憶測が飛びかっている。

そういった流言飛語を抑える意味でも、公表が望ましいことは東電側も承知の上で、なお隠さざるを得ない病名とはいかなるものだろう。

チェルノブイリで大量死した「リグビダートル」
1986年に発生したチェルノブイリ原発事故では、事故後処理作業に60万~80万人がかり出された。

彼らはリグビダートル(ロシア語で後片付けをする人)と呼ばれ、さまざまな特典を約束されたという。その後、リグビダートルにはがんで死亡する人が急増。年を追うとともに増加が見られたことで、放射線障害の恐ろしさをあらためて知らしめている。

事故後の処理に奔走してきた吉田所長は、まさに福島のリグビダートルだ。病気と被爆が無関係なら、東電は一刻も早く公表し、作業員や周辺住民の不安を緩和すべきだろう。

外部リンク

◆msn
http://sankei.jp.msn.com/science/news/111129/scn11112901300000-n1.htm

◆リクビダートルwiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/リクビダートル


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