ケガをする率が25%も低い
衝突事故を起こした際、ハイブリッド車に乗っている人がケガをするリスクはガソリンエンジン車に比べ25%低い。こんな研究結果を米、保険研究所が17日に発表した。
大型のバッテリーを積んでいるため、重量が同サイズの車より約10%重くなるためという。
歩行者には危険性も
研究結果を発表したのは、ハイウェー・ロス・データ研究所(HLDI)。アーリントン(ヴァージニア)にある道路交通安全保険協会の系列会社だ。
ハイブリッド車はその重量により、衝突時のショックを緩和できるという。
調査では、保険の支払いデータを利用。2002年~2010年に発生した25種類のハイブリッド車が関わる事故と、従来型の自動車の事故を比較した。
HLDIは「ハイブリッド車は燃費向上のために安全性を犠牲にしていない」とコメントした。
ただ、同時に発表されたデータでは歩行者に対してはケガを負わせるリスクが20%高い、とも報告している。
モーター音が聞き取りにくく、接近がわかりにくいためだ。米議会では、ハイブリッド車および電気自動車について、歩行者の安全性のために「音」を出すよう提案しているという。
◆chicagotribune
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