暗号化されていたパスワードも解読か
サイバー攻撃によって、
衆院の議員会館に設置されていた全議員の公務用パソコンから、その
IDと
パスワードが流出していたことが判明した。
衆院が14日に発表、毎日jpなどが15日報じた。
ID・
パスワードは暗号化されていたが、一部、暗号が解読され、メールなどが読まれた可能性があるという。
衆院では、8月下旬にパソコンのウイルス感染が発覚、調査していた。
記事によれば、経緯は以下の通り。
1:7月下旬、3人の議員に取材記者を装った標的型メール。
2:7月25日、1人の議員がメールを開封、パソコンがウイルスに感染、ウイルスは衆院の院内LANへ侵入。
3:1か月半に渡り、内部データが流出、メールの盗み見も。
4:8月22日、院内LANのサーバーにアクセスするための管理者権限のIDやパスワードが流出、これによりサーバーや運用管理のパソコンが感染、全議員のIDやパスワードが盗まれる。ID・パスワードは暗号化されていたが一部が“解読”された可能性あり。
新種のウイルスで検知されず
パソコンは議員に貸与されているもので、ウイルス対策ソフトも入っていたが、ウイルスが新種だったために、検知されなかったと見られる。感染したパソコン、サーバーは計32台。記事は、
一連の攻撃で感染したパソコンは、中国とシンガポールにある三つのサイトと不正な通信をしようとした形跡があった
と伝えている。
毎日jp
サイバー攻撃:衆院、全議員パスワード流出 一部メール、盗み見か