北朝鮮放送局が初の日本アニメ放送
北朝鮮のテレビ放送に異変が起きている。11日の韓国、中央日報が報じた。
10月に半裸女性の入浴シーンを放送。今月初めには日本のアニメ「桃太郎伝説」を放送したという。「不倶戴天の敵」と見なす日本のアニメを北朝鮮の放送局が放送するのは初めて。
License Some rights reserved by tabunmochiron桃太郎で金正恩を美化?
中央日報は「桃太郎」について、「軍国主義を象徴する日本の国民説話」と紹介した。桃太郎に従う犬・猿・キジは、天皇を元首として戦争に突入した日本国民を表すという。
このように見なされている「桃太郎」を北朝鮮が放送したのは、金正恩を桃太郎に見立てて美化するため。深刻な経済危機の中、カリスマ性をアピールして民心を集める狙いがあるという。
アニメはイデオロギー教育ツール
北朝鮮でアニメというと、2008年にYouTubeにアップされたものが有名だ。
勉強嫌いの子どもが、米軍と戦う夢を見て、砲撃の角度を合わせるには分度器の使い方などをしっかり勉強する必要がある、と覚る内容。
世界中から「本当に北朝鮮の小学生がこういうアニメを見るのか」「ぞっとする。信じられない」というコメントが寄せられている。
◆中央日報
http://japanese.joins.com/article/488/145488.html