ファストフード店までの距離は肥満と無関係
肥満が国民病と認識されている米国では、しばしばファストフード店がその元凶の一つと見なされている。
フラミンガムで30年間にわたって行われた心臓研究の被験者データをもとに行われた調査では、これについある程度否定的と思われる結果が出た。
調査によると、家からファストフード店までの距離は、肥満に関係していなかったという。
関係性が高いのは、学歴と……
調査では、最寄りのファストフード店までの距離と、BMI値が比較された。女性において、若干の影響は見られたものの、ほとんどの場合、ファストフード店から居住地までの距離は、BMI値に関係しなかった。
BMI値を高める影響が見られた要素は、非喫煙者、高齢、既婚、毎日2杯以上のアルコールだった。
また女性では、高等教育を受けているかどうか、にも関連性が見られた。
◆Oxford journals
http://aje.oxfordjournals.org/content/174/10/1108.abstract