iPhone4ならびにiPad3Gに搭載されているモバイルOS「iOS4」にちょっとした脆弱性が見つかった。ユーザーの物理的な移動履歴が自動的に記録されてしまうのだという。そして更にこの度、Androidも同様の機能を有している事が明らかとなった。
Androidが移動履歴を記録している事を探り出したのは、開発者のマグナス・エリクソン。実際に割り出されたデータは、モバイルの緯度と経度、ならびにタイムスタンプであるという。こうしたデータを閲覧出来る技術を持つ者は、特定のユーザーについていつどこにいたのか、それを知る事が出来てしまう。
尚、保存容量はiOSが41万3000件(最大1年間)、Androidは50件(最大48時間)。Androidはともかく、iOS4の問題は深刻そうだ。関係者は「すぐに被害が出るような脆弱性ではない」としながらも、それなりの注意をユーザーに促している。