ゴメス・コンサルティング株式会社が、2011年のIRサイト総合ランキングを発表した。
総合1位は、エヌ・ティ・ティ・ドコモ、カプコン、ソフトバンク
総合1位に輝いたのは、エヌ・ティ・ティ・ドコモ、カプコン、ソフトバンクの3社。
エヌ・ティ・ティ・ドコモは、前回3位。ディスクロージャー資料やプレゼンテーション情報の提供だけでなく、各種資料の情報配列、PDFに依存しないコンテンツ作り、情報投資家にも優しい資料作りなどを実現。わかりやすさと使いやすさに配慮した、きめ細かい対応が今回の高評価につながった。
カプコンは、3期連続の1位である。ディスクロージャー資料からユニークな取り組みまで、色々なコンテンツを使って、業務や経営を伝えるIRサイトとなっており、ビジュアル的にも印象的な、理解しやすいサイトづくりが評価された。
ソフトバンクは、前回の4位から1位へ躍進した。これまでのコンテンツ改善への努力が評価された形。IT 企業ならではの、動画やソーシャルメディアを活用した情報開示のみならず、業績に関する解説や、経営方針やコーポレートガバナンス関連の情報も充実している。
4位以下は、4位東芝、5位富士フィルムホールディングス、6位東京瓦斯、7位ミネベア、8位KDDI、9位富士重工業、10位日本電気。
「IRサイト総合ランキング2011」の予備調査の対象は、3,614社だった。上場廃止が相次ぎ、2010年調査時より100社近い減少となっている。また、総合得点6.0以上の優秀企業は123社で、評価基準の厳格化もあり、前回より9社少なくなっている。
IRサイトとは?
IRサイトとは、国内の上場企業が提供する株主・投資家向けの広報(IR)サイトのこと。
Webサイトの評価、アドバイス事業を行うゴメス・コンサルティングにとって、IRサイト総合ランキングの発表は5回目となる。
総合ランキングは、「ウェブサイトの使いやすさ」「財務・決算情報の充実度」、「企業・経営情報の充実度」、「情報開示の積極性・先進性」の4つの要素から、投資家の視点に基づいた291項目の調査を行い、結果を同社アナリストが分析して決定した。
ゴメス・コンサルティング株式会社