一日でも早い航空需要の回復を
国土交通省は、海外向けに東日本大震災後の日本の航空状況を発信するサイト「東北地方太平洋沖地震後の日本の空をめぐる現況について」を開設した。福島第一原子力発電所の事故による、風評被害を極力おさえ、1日も早い航空需要の回復が目的だ。
同サイトでは、国交省や、国際機関・海外からのメセージのほかに、海外国際定期便の復便状況や、国内空港の10か所の放射線測定値、各空港の運用状況を公開しいている。
放射線測定値 安全性を強調
国交省は、サイトのトップページで、震災以降の海外からの支援や協力に対し
これまでに国内外から示された多大なる善意に心から感謝申し上げます
と、感謝の意を述べた上
津波の直接の被害を受けた仙台空港を除き、震災直後から通常の運用となっており、我が国の復興に向けた拠点として機能しています
と、日本の航空状況を述べている。
また、福島第一原子力発電所の事故について
その影響は限られた範囲に限られており、各空港においては健康上の問題を惹起するレベルの放射線は検出されていません。国際民間航空機関(ICAO)や国際航空運送協会(IATA)といった権威ある国際機関も、専門的な立場から客観的事実と科学的知見に基づき、我が国への渡航制限は必要ない旨、発信しています
安全性を強調している。
同サイトは、主に外国政府や、航空会社むけの情報発信を目的としており、現在、日本語と英語のみだが、中国語や、韓国語のページも近日中に公開予定としている。
国土交通省「東北地方太平洋沖地震後の日本の空をめぐる現況について」
http://www.mlit.go.jp/koku/flyjapan/マイコミジャーナ「海外に向け、震災後の運航状況を発信するサイト開設 - 国交省」
http://journal.mycom.co.jp/news/2011/03/30/054/index.html