危険度をレベル7に引き上げ
福島原発事故では事故の結果、電気が止まり、結果原子炉は過熱、外界にヨウ素、セシウムなど放射性同位元素が放出された。
放射性物質は、福島原発の5kmから10km南の海域、沖合で30kmの海域で報告された 。
日本政府は最近原発事故の危険度をレベル7に上げた。これは国際規格では最も高いレベル。25 年前におきたチェルノブイリ原発事故に相当するという。
以下ウッズホール海洋研究所(Woods Hole Oceanographic Institution)所属の海洋化学学者Ken Buesseler氏のコメント。
Ken Buesseler氏
福島原発事故で検出された海水の放射能値は、チェルノブイリ原発事故で1986年にチェルノブイリ から最も近い2つの海、バルト海、黒海でサンプルした海水から検出した値より1桁高かった。海水の放射能汚染については福島原発事故はチェルノブイリ原発事故を上回る。
ハワイ大学教授、調査はじめる
ハワイ大学Henrieta Dulaiova教授は福島原発事故の海洋汚染の影響を調べるため海水のサンプル調査をはじめた。全米科学財団(NSF、the National Science Foundation) は補助金を給付、大西洋、太平洋における教授の放射能汚染調査を助成した。
Dulaiova教授の研究対象は ハワイ、グアム、ミッドウェー諸島沖などの太平洋中央海域。太平洋中央海域では数百リットルの海水がサンプルされた。また4月11日、グアムでの20 リットルの海水サンプルが採取された 。
ハワイ大学Henrieta Dulaiova教授
大気も海洋もつながっている。微量ではあるがおそらく放射性物質は拡散しているだろう。日本の2大海流、黒潮と親潮は福島原子力発電所の北160kmで収束する。ハワイ付近は重要なモニタリングポイント。毎週、毎月沿岸および沖合のサンプルを摂取して汚染度の変化を調べていく。
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