障がい者の雇用率が低い福井県教委
福井県教育委員会は20日、平成24年度に福井県公立学校(小学校、中学校、高等学校、特別支援学校)教員を採用するための募集要項を発表し、新たに身体に障がいがある人とスポーツの能力に秀でた人など特別選考枠が設けられることが明らかになった。
福井県教委は障害者雇用促進法で義務付けられた雇用率2%を達成しておらず、障がい者雇用が進んでいない22都道県の教育委員会の一つとして、採用計画を適正に実施し障がい者の採用を進めるよう、厚生労働大臣名で勧告されていた。
採用予定180名のうち特別枠で若干名採用
身体障害者特別選考の受験資格は、一般の受験者の受験資格に該当する人で(平成24年度福井県公立学校教員採用選考試験情報参照)
「身体障害者手帳の交付を受け、その障害の程度が1級から6級までの者」
「自力により通勤ができ、かつ、介護者なしに職務の遂行が可能な者」
のいずれにも該当する人が受験できる。試験の内容は、第1次選考・第2次選考ともに一般選考と同じである。
今回の募集は、校種別教科別の募集ではなく、公立学校教員をまとめて一括で採用するとし、採用数は若干名となっている。
つまり一般教諭の採用予定の180人のうち、身体障がい者とスポーツに優れた人を特別枠でそれぞれ若干名採用するということになる。
願書の受け付けは、平成23年5月30日(月)から6月10(金)まで。1次選考が7月23、24日。
尚、スポーツ特別選考は、国際レベルの大会や全国レベルの大会に出場したなど、スポーツに優れていることが条件となっている。
福井県教育委員会採用試験情報厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/毎日新聞