「愛の新芽」育む茶畑結婚式
5月14日、静岡県掛川市五明の五明茶業組合の茶畑で、新茶のPR企画の茶畑結婚式が行われた。目にまぶしいほどの緑の中で、新郎新婦が親族・友人・住民ら約120人の祝福を受けた。
茶畑結婚式は、茶業振興組織「お茶のまち掛川」づくり実行委員会が募った市民提案事業の一つである。
毎朝おいしいお茶を出すことを誓う
結婚式の会場は、緑鮮やかな新芽が風になびく茶畑の一角に設けられた。晴れやかな表情の新郎新婦がが人力車に乗って到着した。結婚式を挙げたのは、同市大坪台の会社員戸塚政広さん(45)と未沙さん(31)である。
戸塚さんと未沙さんは
「掛川茶を飲んで健康に長生きします」
「毎朝、おいしいお茶を出すことを約束します」
と誓った。2人は湯飲み茶わんを交換し、三三九度の代わりに急須でいれたお茶を飲んで婚姻宣言を行った。挙式後には、参列者が花びらをまいて祝うフラワーシャワーの代わりに、摘んだばかりの茶葉が使用された。
茶畑結婚式を企画した市民グループ「夢ウエディング叶(かな)え隊」代表の杉山有希子さん(33)は
「多くの人に参列してもらい、2人にも喜んでもらった。これからも茶畑での式を企画したい」
と語った。
五明茶業組合
http://gomyocha.jp/中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20110515/CK2011051502000131.html