NO!と突っぱねたおかげで
ある程度名の知れたテクノロジー企業がより大きい企業に身売りをすることで、創設者は一気に巨額を手にすることができる。しかし、そういった魅力的なオファーを突っぱねた結果、アップル社やフェイスブック、ツイッター、ペプシなどはのちに企業価値をより一層あげ、現在に至っている。それらの企業に加えられるのが、共同購入大手のグルーポンだ。
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sally garden]
2008年創設のグルーポンに対しては、ヤフーがまず昨年名乗りをあげたが、実現せずに終わっている。より記憶に新しいのが、今年に入ってグルーポン獲得に乗り出したグーグルだった。
独立した企業でいたいグルーポン
グーグルはグルーポンに対し、60億ドル(約4900億円)を提示した。しかし、グルーポン幹部らは、自分たちのようなビジネス形態は独立運営により適しているという結論を下し、グーグルにNOをつきつけた。
現在グルーポンは株式公開を計画しており、企業価値は150億~200億ドル(約1.2兆~1.6兆円)にも上ると噂されている。
グルーポンを初めとする上述企業の成長の陰には、幹部の適切な判断があったのだ。
米フォーブス誌:グルーポン、フェイスブック、アップル社に共通することは?