アメリカとイギリスの違いとは
アメリカでは、例えばレストランがグルーポンで格安クーポンを提供した場合、レストラン側には販売された総クーポン数に応じた収益が入る。
それに反し、イギリスでレストランがグルーポンから受け取るのは、実際のクーポン使用数に応じた収益であるという。
つまり、未使用クーポンの料金は全額グルーポン側の懐に入っているというのだ。
驚きと怒りの声が
この事実に、サイトを利用したロンドンのレストラン経営者Boyd氏は、「昨年10月にグルーポンと契約を交わしたときは、未使用分のクーポンについて一切言及されなかった。これではまるで詐欺だ」と語っている。
Boyd氏の場合、£39のクーポン総販売数は約700、そのうち未使用に終わったのは約300だという。つまり、グルーポン側は使用されたクーポン400件のうち手数料30%に当たる£4680だけでなく、未使用分300件全額の£11700も加えた£16380を手にしたこととなる。それは、クーポン全販売額の60%にも上るのだ。
グルーポン側は、ヨーロッパのグルーポンは合併買収したCity Dealsが母体となっており、その名残だとしている。今後運営方法に問題があれば徐々に改善していく方針だとも述べている。
Boyd氏の件に関してはコメントできないとしている。
ザ・ウォール・ストリート・ジャーナル