NEDOの中間調査で発覚
和光純薬工業が、エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から助成金を不正受給し、NEDOから助成金の返還などを求められた。
和光純薬工業による助成金の不正受給は、2011年1月、NEDOの中間調査において、同社の研究実施内容及び経費計上に関する不適切な事実が発覚したことで初めて疑いがもたれた。助成期間は、2008年10月1日から開始されていたことから、和光純薬工業は、少なくとも2年以上不正受給していたことになる。
この調査結果を受け、NEDOが、和光純薬工業が実施する助成事業に関して検査を行ったところ、助成事業を実施する和光純薬工業のバイオメディカルシステム部(現:BMS開発部及び機器システム部に改組)の研究員による実態のない研究活動、機械装置及び消耗品の不適正な購入並びに目的外の使用等の事実が判明したという。
和光純薬工業に対し、助成金約41百万円等の返還請求
NEDOは、和光純薬工業のBMS開発部及び機器システム部に対し、支払い済であった助成金約41百万円及び返還までの加算金(年10.95%)の返還を請求した。
また、2011年4月28日から2年間新たな委託契約の締結及び補助金の交付を行わないこと、本事業の関係者2名に対する4年間の申請制限、並びに再発防止策の策定及び報告を求めた。
NEDOからの助成金に対する弊社への処分について和光純薬工業株式会社によるNEDO助成金の不正受給に対する処分の決定について