抗酸化物質に放射線障害保護作用
赤ワイン、ブドウ、ナッツに含まれる抗酸化物質は放射線障害から人体を守る作用があるという。これは「レスベラトロル(resveratrol)」という物質の作用によるもの。レポートはACS医薬品化学(ACS Medicinal Chemistry)による。
天然に存在する自然放射線からも人体は自然被曝していることは知られているが、これ以外にも治療のための医療被曝なども見聞きしたことがあるだろう。チェルノブイリ原発事故や、今回の福島原発事故などで自然放射線以上の放射線を浴びると、DNA損傷が発生したり、がんや白血病を引き起こす場合がある。
赤ワイン、ブドウ、ナッツなどの抗酸化食品や「レスベラトロル」を摂取する事で放射線障害を防ぐ効果が得られるという。
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morgueFile アセチル ・レスベラトロル(acetyl resveratrol)
「レスベラトロル」はフラスコでは細胞を放射線障害から保護したが、マウス摂取では保護効果はみられなかった。
一方 、「アセチル ・レスベラトロル(acetyl resveratrol)」にしてマウスに与えたところ、マウスは放射線照射を受けても放射線障害にならなかったという。つまり放射線障害からの保護効果がみられた。「アセチル ・レスベラトロル」は大量に生産出来、錠剤に出来る。
米国食品医薬品局(The U.S. Food and Drug Administration)もアセチル ・レスベラトロルの効果を認めている。しかし「アセチル ・レスベラトロル」はがん患者に与えると副作用をおこす。研究者によると、「レスベラトロル」のほうが副作用は少ないという。
Before It's News
http://beforeitsnews.com/story/610/300/Natural_Protection_Against_Radiation_Found.html