GROUPONとポンパレによる寡占化が進行
合同会社シープジェイピーが運営する共同購入クーポンの検索サービス「クーポンジェイピー(COUPON-JP)」が4月の共同購入クーポンサイト市場動向を調査し、その結果を発表した。発表によると、2011年4月のクーポン販売総額は31億3731万円で、昨年12月の22億1670万円を上回り過去最高を記録した。
同調査は、156サイトの共同購入クーポンサイトの情報を独自に収集したもの。
オンラインギフトキャンペーンによりユーザー呼び戻し成功か
3月末に行われた「ポンパレ」によるHMVオンラインギフトのキャンペーンをきっかけに、「GROUPON」もギフトチケットを販売開始。東日本大震災によって、ユーザーはクーポンサイトから離れかけていたが、その呼び戻しに成功したと見ている。
販売金額ランキングでは、1位が「GROUPON」で15億2482万2353円、2位が「ポンパレ」で11億8317万6421円、3位が「一休マーケット」で9857万8010円という結果だった。GROUPONとポンパレが販売金額で占める割合が86.3%となり、昨年12月の77.8%をはるかに上回った。これにより、両サービスの寡占化が進行していることが伺える。
ジャンル別売上げを見ると、トラベルクーポンと通販クーポンで売上が伸びており、トラベルクーポンの売上総額は8億3415万円、通販クーポンは5億9182万円という結果になった。
クーポンジェイピー
http://coupon-jp.com/共同購入クーポンサイト市場動向
http://cp4u.jp/pdf/coupon-jp_report_201104.pdf