脳卒中とは
脳卒中といえば、脳の血管が詰まる脳梗塞、脳の血管が破れる脳出血、脳の動脈瘤などが破裂するくも膜下出血の3つが代表的な病名として挙げられる。脳卒中になると、半身マヒなどの後遺症が起こったり、場合によっては命にかかわったりするため、非常に大変である。実際、脳卒中は日本人の死因の3位となっている。
しかし現代では、医療技術の発展により、脳卒中の発症後、迅速かつ適切な処置が施されれば、命が救われたり、後遺症が軽減されたりする可能性が高くなってきた。
i-Stroke(アイストローク)とは
このような脳卒中患者に迅速かつ適切な処置を施すサポートをするために富士フイルムが開発したスマートフォンを用いた画期的なシステムだ。
脳卒中を発症した患者が搬送された病院から、院外にいる専門医が持つスマートフォンに患者の検査画像や診療情報を送信し、脳卒中発症時の治療に必要な処置情報をやりとりすることで、病院内での診断や治療をサポートする。
スマートフォンならではの多彩な機能を搭載しており、脳卒中で苦しむ人や家族が1人でも少なくなることが期待される。なお、現在はiPhoneのみ対応だが、年内をめどにAndroidにも対応していく予定だ。
富士フイルム ニュースリリース
http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_0519.html厚生労働省 脳卒中ってどんな病気?
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/seikatu/nousottyu/about.html