障がい者のための在宅勤務システムを納入
沖電気工業株式会社(通称:OKI)グループの特例子会社であるOKIワークウェル(本社:東京都港区)は9日、クオール株式会社の特例子会社クオールアシスト(本社:東京都新宿区)に、常時接続型多地点コミュニケーションシステム「ワークウェルコミュニケータ(R)」を納入したと発表した。
在宅勤務者間のタイムリーな情報共有を支援
クオールアシスト(以下:同社)は、親会社であるクオール株式会社の特例子会社。クオール株式会社では、従来より障がい者の在宅雇用を積極的に行ってきたが、それをより促進・発展させるために、2009年2月に障がい者雇用専門の子会社として設立。同年3月に保険薬局業界で初の特例子会社に認定されている。
同社ではこれまで、在宅勤務者間での連絡手段はメールが中心となっていたため、雇用する障がい者の人数が増えるにつれてタイムリーな情報共有や円滑なコミュニケーションを行う方法が課題となっていた。
今回、このシステムを導入することにより、在宅勤務者間のタイムリーな情報共有が可能になったという。また、業務・ソフトウエア研修などのスキルアップ支援ツールとしても積極的に活用。
今後は、顧客との打合せ時に社員が本システムをインストールしたパソコンを持参し、ネットワークを介して在宅勤務社員が打合せに直接参加できるようにと、さらなる活用を検討しているという。
「ワークウェルコミュニケータ(R)」システムとは?
独立行政法人情報通信研究機構(NICT)からの助成金とOKI研究開発センタからの技術協力を受け、障がい者向けに開発された在宅勤務システムである。多地点で臨場感のある音声コミュニケーションを実現でき、在宅勤務者間のタイムリーな情報共有を支援する。
OKIワークウェルは今後も、「ワークウェルコミュニケータ」を通じて企業の障がい者雇用を支援していくと意欲的である。
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