安土桃山時代に花開いた琳派芸術
安土桃山時代末期に京を中心に花開いた琳派芸術。本阿弥光悦や俵屋宗達を始祖に、京の尾形光琳や、江戸の酒井抱一によって確立された琳派は、その優雅で華やか、そして斬新な造形美によって、今日においても日本美術における黄金時代の一つと評価されます。
丸の内の出光美術館では、琳派を代表する画家・酒井抱一の生誕250年を記念して、1月8日(土)から2月6日(日)まで、「酒井抱一生誕250年 琳派芸術 ―光悦・宗達から江戸琳派―第1部<煌めく金の世界>」を開催します。
きらびやかな「黄金の世界」
酒井抱一生誕250年記念展として、第1部となる本展覧会は、<煌めく金の世界>と題して、俵屋宗達の作品を中心に「金銀」によって、きらびやかに装飾された、屏風絵、和歌巻、扇面画を展示。また、独自の空間構成が魅力的な尾形光琳の作品や、琳派絵師による水墨画作品を展示します。
いにしえの伝統を重んじながらも、変革の時代にふさわしい革新性と、独自性を確立した琳派の画家たち。彼らの作品を通して、黄金の日本文化が花開した、安土桃山時代に思いをは馳せる展覧会です。
2月11日からは、いよいよ、より華やかな転生する、酒井抱一ら江戸琳派を中心にした、「本展第2部<転生する美の世界>」が開催します。まずは、「第1部<煌めく金の世界>」をお見逃しなく。
「酒井抱一生誕250年 琳派芸術 ―光悦・宗達から江戸琳派―第1部<煌めく金の世界>」
出光美術館
東京都千代田区丸の内3-1-1 帝劇ビル9階
03-5777-8600(ハローダイヤル)
開催期間/1月8日(土)~2月6日(日)
開館時間/10:00~17:00
※入館は16:30分まで
料金/1000円
※2月11日(金・祝)~3月21日(月・祝)は「本展第2部<転生する美の世界>」を開催します。
※2月7日(月)~10日(木)は展示替のため休館
出光美術館
「酒井抱一生誕250年 琳派芸術 ―光悦・宗達から江戸琳派―第1部<煌めく金の世界>」
http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/exhibition/present/index.html