Groupon、クローンに対して訴訟を起こす
米Grouponは、オーストラリアでオープンしていたGrouponの類似サイト「Scoopon」を訴えたことを発表した。これは同社のブログに掲載された記事の中で詳細に説明されており、『Groupon.com.au』というドメイン名を占拠したGrouponのクローンに対し、同社が訴訟を起こしたという。
本件は、昨年2月4日にオーストラリアの法廷で裁かれ、その間Grouponは、オーストラリアでStardealsという名称でビジネスを行うこととなった。
GrouponのCEO、Andrew Mason氏のコメント
この件に関し、GrouponのCEO、Andrew Mason氏は、TechCrunchの取材に対して、
Grouponの名前が国際的に知られるようになり、この機に便乗した世界中のドメイン占拠屋たちが、いずれわれわれが法外な値段で買わざるを得ないと考えて各国のGrouponドメイン名を買い漁り始めた。実際われわれは買うつもりでいた。
不本意ながらGabby とHezi兄弟に対して28万6000ドルでGroupon.com.auドメインと商標を買う提案をし、彼らはそれを受け入れた。しかし連中の気が変わり、Scoopon事業全体を買い取る意志がある場合に限り、ドメイン名と商標を売るつもりらしい。止むなくわれわれは、彼らのGroupon商標が悪意をもって申請されたことなどを理由にScooponを訴えることとなった。
と説明している。
Grouponは、今回ドメイン占拠した相手がオーストラリアを拠点としているにも関わらず、地元イリノイ州においてLeibovich兄弟を商品侵害で訴えることになった。
米国商標が国際的にどこまで法的意味を持つかは分からないが、評価額$4.75B(47億5000万ドル)で$1B(10億ドル)という法外な金額で調達手続きを進めるGrouponは、彼らの敵となる幾多のクローンと争うことのできる資金があるということだろう。
Groupon
http://www.groupon.com/Scoopon
http://www.scoopon.com.au/melbourneTechCrunch Japan
http://jp.techcrunch.com/