自社株買戻しのため資金調達
12月30日、クーポン共同購入サイトを運営している米グルーポンが、株式の売却で5億ドルを調達したことが分かった。調達した資金のほとんどを投資家からの自社株買い戻しにあてるとする。
売却した株式の数や売却先は明らかにされておらず、同社の広報担当はコメントを控えている。
28日には、欧州や中南米の事業拡大のため、総額9億5000万ドルの調達を目指していることを明らかにし、取締役会でそのエクイティファイナンスが承認されていた。
2011年末までの株式公開を目指す
米ニューヨーク・タイムズ(NYT)紙によれば、関係筋の話として、同社が2011年末までに株式公開する方向で作業を進めている、と伝えている。
一方で、同社がデラウェア州当局に提出した書類によると、1株31.59ドルで株式を売却したい意向を示していた。同紙によると、グルーポンはフィデリティ・インベストメンツ、Tロウ・プライス、モルガン・スタンレーといった一部の機関投資家から資金を集めているという。
グルーポンは3年前に設立され、ネット関連企業としては過去に例のないほどの急成長を遂げている。今後どのような展開をむかえるのか、注目していきたい。
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