ライチョウのお見合い
クリスマスイブの24日、富山市ファミリーパークは全国初の取り組みとなるノルウェー産スバールバルライチョウの自然繁殖を始めると発表した。
お見合いの相手は東京の上野動物園からやってくる雌のライチョウ1羽である。同パークでは、来月中旬から屋外で展示しながら、雄のライチョウとお見合いをさせる。
ノルウェーの繁殖期を再現
日本でのライチョウの繁殖期は、ノルウェーの気候に近づく来年1~3月である。同パークでは、ノルウェーの繁殖期の白夜を再現するため、照明を二十四時間点灯する。ノルウェーの環境に近づけることにより、ライチョウの交尾や産卵を促し3月上旬のふ化を目標としている。
同パークでは、ライチョウの繁殖技術を確立させ、将来的に北アルプスのライチョウ保護に活かしていく方針である。
雪のために延期
この日、羽田空港から搬入される予定だったお見合い相手の1歳半の雌のライチョウは雪のため到着できず、来月に延期となった。
同パークの石原祐司動物課長は
初めての取り組みだが、頑張って繁殖に結びつけたい
と語る。
スバールバルライチョウの雄二羽を飼育展示する同パークは、全国で2例目となるひなの人工ふ化に今年の8月に成功している。ライチョウの婚活に期待が高まっている。
CHUNICHI Web
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2010122502000123.html富山市ファミリーパーク ファミパブログ
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