巨匠モネが愛した田園風景
まばゆい陽光や、きらめく水面など、うつろいゆく自然の美しさを、鮮やかな色彩で描いた印象派の巨匠クロード・モネ。
そのモネが「睡蓮」の連作をはじめ、数々の名画を生み出した、フランス・ジヴェルニーにスポットを当てた展覧会「モネとジヴェルニーの画家たち」展が12月7日から2月17日まで、Bunkamura ザ・ミュージアムで開催されています。
パリ郊外の小村・ジヴェルニーは、その美しさにひかれたモネが、晩年にアトリエを構え、多くの傑作を生み出したのをきっかけに、数多くの芸術家が訪れ、フランスの片田舎家から、若き芸術家たちの「聖地」となっていきます。
この展覧会では、「ポプラ並木」、「睡蓮」、「積みわら」など、モネの代表作と、彼にに続く芸術家たちの作品を展示、フランスの美しい田園風景と、優れた芸術家を輩出する歴史的背景を体感できる展覧会となっています。
モネと若き芸術家たちの理想郷
モネがジヴェルニーにアトリエを構えると、彼のうわさを聞きつけた、セザンヌ、ボナール、日本の児島虎次郎などの画家たちジヴェルニーを訪れ、その美しい自然を描いていきます。
やがて、数名の若きアメリカ人画家が、この村に訪れアトリエを構えると、数年たたないうちに、アメリカ印象派を中心に、多くの画家たちによる芸術家村を形成、ジヴェルニーは若き画家たちの「理想郷」へと変ぼうしていきます。
今回の展覧会では、モネの代表作以外にも、日本ではあまり紹介ることのなかた、アメリカ印象派の作品や、モネの義理の娘ブランシュの作品などを展示。
独自の視点で描かれたフランスの風景を紹介するとともに、モネをはじめ多くの画家が愛した、自然と四季の風景、人々の生活の姿を存分に楽しめる展覧会となっています。
「モネとジヴェルニーの画家たち」展
Bunkamuraザ・ミュージアム
03-3477-9413
東京都千代田区日比谷公園1
開催期間/12/7(火)~2/17(木)
開催時間/10:00~19:00
毎週金・土曜日は21時まで(12月31日を除く)
※入館は各閉館の30分前まで
※1月1日のみ休館
料金/1400円
「モネとジヴェルニーの画家たち」展
http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/10_monet/index.html