結婚希望者は4800万人
中国の全国的な女性組織である中華全国婦女聨合会(ちゅうかぜんこくふじょれんごうかい)と中国の婚活サイト「百合網」が行った調査「2010年全国恋愛・結婚調査報告」によると、中国には現在約1億8000万人の独身者がおり、そのうち約23.8%(約4280万人)が現在保護者とともに結婚相手を探していることがわかった。
現在中国では、結婚の機会がない男女「剰男剰女」らをターゲットとした結婚情報サイトの巨大マーケット化に注目が集まっていると、中国新聞社などが報じた。
3大サイトが寡占状態
中国で婚活サイトが登場したのは、5年ほど前であるといわれている。現在は「世紀佳縁」、「百合網」、「絶対100婚恋網」などが3大婚活サイトとして隆盛を極めているという。一方で中小の結婚情報サイトは資金規模などで太刀打ちできず、淘汰されつつあるという。
3大サイトの一つ「百合網」の田範江CEOは、ユーザーの一人当たりの支払額は「約100―200元(約1260―2500円)」であり、また2010年第1四半期には、2009年同期比の約10倍にも及ぶ営業利益を挙げたと明かした。田CEOは
「必ず結婚につながる相手が見つかるという保証はないが、“剰男剰女”が多い現代、“婚活”サイトが社会の矛盾緩和に一役買うだろう。もちろん、問題自体を解決する日が来るかもしれない」
と語り、ユーザの支払額は結婚に至るまでの諸費用を考えてもサイトの使用は「合理的である」と主張。
また、田CEOは婚活サイトの潜在的なユーザーは2000万人にのぼり、また適齢期男女の増加やネット人口の増加などから、利用者は今後も増加すると予測を立てている。
サーチナ