超巨星ベテルギウス
近い将来にベテルギウスが爆発する可能性があるという。超新星爆発し、地球にとって2つ目の太陽となる可能性があるという。
ベテルギウスは赤色超巨星。オリオン座の肩に位置する巨星。直径は太陽の1000倍。地球から640光年の位置にある。
夜空でははっきりしたオレンジ~赤の光の点としてみえる。オリオン座の星の中で2番目に明るい星で、地球で観測出来る星の中で9番目に明るい星。
爆発した場合、地球では二週間昼がつづく
オーストラリア南クイーンズランド大学物理学教授Brad Carter氏によると、爆発はこの先100万年のいずれの時に起きても不思議ではなく、また2012年より前に起きる可能性もあるという。また、現在地球から見るベテルギウスは640年前の姿なので、実際のベテルギウスはすでに爆発している可能性もあるという。
以下、webサイトnews.com.auのインタビュー記事。
Brad Carter氏
この年をとった巨星ベテルギウスの内部では燃料が尽きてきている。この燃料が巨星を支えている。星の燃料が尽きた時、ベテルギウスは超新星爆発する。爆発した場合、地球の空は二週間の間非常に明るくなる。その後光は数ヶ月かけて徐々に弱くなっていく。
爆発した場合、星はニュートリノと呼ばれる小さな小片を発散する。ニュートリノは地球にも大量に降り注ぐ。爆発した場合、地球の空が明るくなるほどの光を発するが、それは発散されるエネルギーの1%にすぎず、エネルギーの99%はニュートリノとして発散される。
また地球には300Svのガンマ線(半数致死量の約75倍)が降り注ぐ可能性があり、ベテルギウスから9光年以内にいる生命圏は30kJ/平方m以上のX線を浴びるという。
Earth 'to get second sun' as supernova turns night into day (Mail Online)
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-1349383/Betelgeuse-second-sun-Earth-supernova-turns-night-day.html#ixzz1ByJZ84e3