記者クラブが独占する「記者室」仕分けなし
民主党の蓮舫(れんほう)行政刷新担当相は、2月8日午前に開催された定例記者会見で「記者室」の仕分けについて「現段階では、まったく考えていない」と述べた。「記者室」は、各省庁に設置され、その運営は国費でまかなわれている。
これら、「記者室」を記者クラブが独占的に使用していることについて、フリージャーナリストや、ネットメディアからは、記者会見のオープン化と合わせて、問題視する声も多い。
国費投入にも「見直しは考えていない」
蓮舫行刷相は、会見で
切り取られない、編集されない報道を望んでいる。さまざまな情報公開をしていきたいと思う
と、記者会見のオープン化には積極的姿勢を示したものの、フリーライター・ふじいりょう氏の
(記者室には)2009年に中央官庁だけで約13億4309万円の税金がまかなわれているとされる(※出典=上杉隆氏著『記者クラブ崩壊』より)が、予算などの見直しを考えているのか
という質問に対しては
現段階ではまったく考えていません
と、返答した。
各省庁に設置されている「記者室」は、その賃料、電気、通信費(電話・FAX)などに国費が投入される一方で、大手新聞社・テレビ局が中心となって構成される記者クラブが、独占的に利用し、フリージャーナリストやネットメディアが利用できないことについて、疑問の声があがっている。
ニコニコニュース『蓮舫行刷相、「記者室」の仕分けは「考えていません」』
http://news.nicovideo.jp/watch/nw29744蓮舫(れんほう)公式サイト 参議院議員、行政刷新担当大臣
http://renho.jp/