勢いを増すグルーポン系サービス
クーポン共同購入サイト「LUXA(ルクサ)」を運営する株式会社ルクサが1月17日に、クーポン共同購入サービスの国内市場に関する調査結果を発表し、累計総売上高は51億円を超えたと推測した。
同サービスは、2010年4月に国内で登場。それ以降9ヶ月間でWebサイト数は170を超えている。
年末にかけて大幅増の背景とは
同調査で、月別の売上高では年末にかけて大幅に増加しており、11月は14億7000万円、12月は24億円と急拡大した。この背景についてルクサは、大量の広告や新規会員獲得の大規模なキャンペーンによって、Grouponとポンパレの2社が売上高をほぼ倍増させていると見ている。その一方で、2社以外のWebサイトの売り上げはほぼ横ばいで、170を超えるサイトのうち3分の1が、1ヶ月間の商品掲載数5以下の状態となっているという。
そんな急成長の側面で、サービスに対し疑問視する声も出てきている。クーポン共同購入サイトは通常よりも安い価格で商品を購入できる可能性はあるが、「Groupon」では2010年末年始にかけて「おせち騒動」が勃発。半額で販売したおせち料理の配送が遅れた上、商品内容が事前の説明と異なっていたことが判明し、掲載店舗の審査基準についての問題点も指摘されている。
今後こういった問題点をどのように解決し、掲載店と利用者が安心して売買できるサービス形態を確立していけるか。注目したい。
Groupon
http://www.groupon.jp/ポンパレ
http://ponpare.jp/LUXA
http://luxa.jp/