パリが認めた“フジタ”の秘密に迫る「レオナール・フジタ 私のパリ、私のアトリエ」展

エコール・ド・パリの画家として、モディリアーニや、ピカソと同時代を生きた、レオナール・フジタ（藤田嗣治）。日本の洋画家として、初めて世界的な名声を得たレオナール・フジタの描いた、少女像などは今なお、人々を魅了し続けます。

印象派やエコール・ド・パリを中心に豊富な作品を所蔵する、箱根のポーラ美術館では、3月19日（土）から9月4日（日）まで「レオナール・フジタ 私のパリ、私のアトリエ」展を開催中です。従来の所蔵作品に加え、ポーラ美術館が新たにコレクションに追加した、レオナール・フジタ作品44点が初公開となる大規模な回顧展です。

レオナール・フジタといえば、「素晴らしき乳白色」とよばれた、独特の技法で有名です。展覧会では、フジタを一躍、エコール・ド・パリの寵児にした「素晴らしき乳白色」の誕生から、時代ごとに3つの章にわけ、その画業の変遷を追跡します。

新たに公開されるコレクションは、油彩画『朝の買い物』、『春』の2点のほか、タイル画41点、十字架1点。従来のコレクション、66点と合わせ110点となり、日本最大のフジタ・コレクションを一挙に展示します。また、最新の光学調査や、土門拳撮影のアトリエ写真などから、「素晴らしき乳白色」に代表される、フジタの技法の秘密に迫ります。





ポーラ美術館｜展覧会（レオナール・フジタ 私のパリ、私のアトリエ」展）
http://www.polamuseum.or.jp/exhibition/01_01.html

プレスリリース「ポーラ美術館はレオナール・フジタの新収蔵作品44点を新たなコレクションに加えることになりました。」（PDFファイル）
http://www.polamuseum.or.jp/images/news/pdf-20110224091519.pdf

ポーラ美術館
http://www.polamuseum.or.jp/index.php