50年にも及ぶ歴史ある祭り
約400年の歴史を持つ阿波踊り。徳島の阿波踊りについで第2の阿波踊りのお祭りといえるのが、高円寺の阿波踊りだ。例年120万の人出があり、「隅田川花火大会」「浅草サンバカーニバル」とともに「東京の3大夏祭り」とされている。
近年人気を集めている原宿の「スーパーよさこい」の100万人の人出を上回ることからも、高円寺の阿波踊りの人気の高さが伺える。「高円寺阿波おどり」の歴史は、昭和32年に地元高円寺パル商店街振興組合青年部が「町おこし」として開催したことから始まる。高円寺の隣、阿佐ヶ谷で昭和27年に始まった「七夕まつり」を意識した部分もあったようだ。
「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々…」
その後、本場徳島県のとつながりを得て、阿波踊りの技術が飛躍的に高まり、昭和41年には地元の踊り手による団体が結成される。高円寺の阿波踊りは、当初の「町おこし」という概念を超えて世界とつながるという側面も持つ。
「高円寺阿波踊り」の会場は全部で8か所。開催は18時から21時。大きな動きの男踊りと、ツヤっぽさが見どころの女踊りを楽しもう。女踊りでは草履ではなく下駄を履く点が阿波踊りの特徴だ。足元にも目配りしてみよう。
NPO法人 東京高円寺阿波おどり振興協会
http://www.koenji-awaodori.com/