ウイルス作成罪検討
先日、コンピューターウイルス通称「イカタコウイルス」の作成者が、器物破損容疑で逮捕されました。
「タコイカウイルス」は動画ファイルを装ったウイルスで、このファイルをダウンロードすると、各種のファイルをタコやイカの画像に書き換えてしまうもので、パソコン自体を使えなくしてしまう可能性もあります。
パソコン自体を使えなくしてしまう点から、器物破損容疑が適用されましたが、ウイルス自体を罪に問うものではなく、サイバー犯罪の取り締まりの難しさを露呈しています。
YOMIURI ONLINEによると
コンピューターウイルスを使って個人情報を流出させるなどのサイバー犯罪を阻止するため、法務省はいわゆる「ウイルス作成罪」を新たに創設する刑法改正の検討に入った。
と、法務省はウイルス作成の創設を検討をはじめました。
現行法ではウイルスを作成することや、ばらまくことでの逮捕は難しく、急速な発展を遂げてきたインターネットに、法律がついていけていないのが現状です。
YOMIURI ONLINE「サイバー犯罪:「ウイルス作成罪」創設へ 刑法改正を検討」
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100807k0000m040141000c.html