高崎市で面接会開催
高崎市で21日、障がい者を対象にした就職面接会が開かれた。この日の求人は52人で、職種は多岐にわたっており、就職希望者はそれぞれ自分にあった仕事を選んで面接に臨んでいた。
景気低迷が障がい者の雇用にも影響
主催した群馬労働局によると、障がい者雇用が義務付けられている民間企業の事実雇用率は、90年代後半に比べると低下しており、法定雇用率を達成している企業の割合も、一時6割を超えていたものの、最近は5割を切るという。
リーマンショック以降の景気低迷により、これまで求人の多かった製造業で雇用が減っており、養護学校では実習の受け入れを断られることもあるという。
サービス関係の職種に狙いを
代わりに目立ってきたのは、清掃や介護などのサービス関係の職種の求人だ。
県教育委員会では、08年度から県ビルメンテナンス協会に委託し、特別支援学校の教員を対象に清掃業務の研修を始めた。研修で伝授された清掃の仕方を教員が自分たちの学校で生徒に教えるという。
就職活動はこれからが本番
今回同様の県内の面接会は、前橋市の県市町村会館で26日に、太田市の市社会教育総合センターでは12月6日に行われる。
これから本格化する就職活動にむけて、全員が希望の職につけるよう、養護学校の教諭は気合を入れて臨むという。
群馬労働局
http://www.gunmaroudoukyoku.go.jp/群馬県ビルメンテナンス協会
http://www.gunma-bma.or.jp/