「くまポン」オープン当日、アクセス殺到により炎上状態に
11月15日、東京エリアからサイトオープンしたGMOグループのクーポン共同購入サイト「くまポン」だが、オープン当日はアクセスが殺到し、申し込み手続きが完了できないユーザーが続出。Twitterでは不満がつぶやかれる事態となっていた。
くまポンでは、サイトオープンキャンペーンとして、15日正午から「QUOカード1000円券が100円になるクーポン」を1万人限定で販売開始。だが、販売開始直後からアクセスが殺到し、サーバーが不安定に。Twitterで「サイトにアクセスできない」「購入ボタンを押したらエラーが出た」といったつぶやきが続出し、炎上状態になった。
素早い対応と今後の課題
16日付けで「お詫びとご案内」を同サイト内に掲載した同社。内容は以下引用。
お詫びとして、本日ご購入いただいたお客様には、追加で「くまポンbyGMO」でもご利用いただける「GMOとくとくポイント(※)」500ポイント(500円相当分)をプレゼントさせていただきます。
11月19日(金)までにお客様のポイント通帳に振込をさせていただきます。
また、決済画面でエラーが出るなど、申し込み手続きが完了できなかったお客様には別途QUOカード1000円券と「GMOとくとくポイント(※)」500ポイント(500円相当分)をご準備しております。11月16日(火)までにメールで個別にご連絡をさせていただきます。
さらに、本日ご購入いただけなかったお客様のために、11月18日(木)正午よりQUOカード1000円券5000枚と「GMOとくとくポイント(※)」500ポイント(500円相当分)の追加キャンペーンを実施させていただくことになりました。
どうぞ皆様のお申し込みをお待ちしております。
素早い対応で、ユーザーの不満はとりあえず払拭されただろうか。ユーザーに再訪問してもらうためにも、今後のサービスの充実が期待されるところだ。
グルーポン系サイトは今年爆発的な広がりを見せており、サイトも乱立状態にある。そんな中、過剰なクーポン名に惑わされて実際はあまりお得でなかったというようなクーポンも販売され、サービスに不審な点や問題点も指摘されている。
リクルートの「ポンパレ」も、サイトオープン当日に「クーポンの価格が高い」とTwitterで炎上しており、「Q:pod」(現在はGroupon)が販売したiTunesカードの発送の遅延時も、Twitterで「iTunesカードが届かない」と炎上した。
最近では販売したクーポンの店舗が突然閉店を宣言し、クーポンが使用できなくなるケースもでている(GROUPONで販売した「幕末維新館のクーポン」が閉店に伴い利用期間が短くなった)。今後は乱立したサイトが突然閉鎖されたり、合併するなど様々なケースが予測される。ユーザー側も利用するサイトを見極めて、クーポン購入をするなどの対応が必要だ。
くまポン
http://kumapon.jp/