6月から訪問者数は10倍に―認知率は大幅にアップ
11月15日、ビデオリサーチインタラクティブ(VRI)が事前購入型クーポンサイトの動向調査結果を発表し、10月のクーポンサイトの推定訪問者数は、6月の29万人から約10倍アップの306万人となったと報告。訪問者数の増加に比例し、平均視聴ページ数や平均滞在時間なども大幅に増加しており、クーポンサイトの認知率が数ヶ月でかなり上がっていることが分かった。集計対象サイトは92。
訪問者数増加の理由は積極的な広告出稿の取り組みの結果
訪問者数の大幅アップの影には、各運営会社が積極的に取り組む広告出稿がある。10月度は、9サービスでPCインターネット広告が確認されており、トータルで約1億5,000万imps(広告表示回数を表す)となった。一方、モバイル広告は9月度のデータによると約6,500impsだった。
各サービスで、PC版だけでなく携帯サイトとの連動も見られるようになってきている。携帯電話からクーポンサイトへのアクセス状況に関して、9月度時点での接触率が、i-modeユーザーで10.9%、Yahoo!ケータイユーザーで6.1%。平均滞在時間はi-mode 10分弱、Yahoo!ケータイ 7分弱となっている。PC利用時よりも携帯電話利用時の方が長く滞在する傾向にあり、移動時間や空いた時間に手軽にアクセスできる携帯サイトが求められている。
また、ソーシャルメディアとの連携はフラッシュマーケティングにおいて必要不可欠だが、10月度のTwitter訪問者が966万人で、クーポンサイト訪問者が306万人という結果から、クーポンサイト訪問者の約半数にあたる147万人がTwitterにも訪問していることが分かる。Twitterを介したクーポンサイトの普及が今後さらに加速していく見込みだ。
株式会社ビデオリサーチインタラクティブ
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