「ちひろの雨」展示中
東京・石神井にある「ちひろ美術館」では7月11日まで「ちひろの雨」と題した展示を行っている。滲んだような淡い水彩のいわさきちひろの絵は、雨の日の雰囲気によく似合う。
東京のちひろ美術館は、2007年には30周年を迎えた。また開館20周年を記念して建てられたのが安曇野のちひろ美術館だ。ちひろの衰えぬ人気がうかがえる。
ちひろの経歴
1918年に生まれ、1974年に55歳で亡くなるまで、ちひろは多くの絵を残した。繊細な色合いの瑞々しい作品が多く、中でも子どもを多く描いている。ちひろ美術館は33歳のときにちひろが住んでいた場所に建てられている。
また、7月11日まで生誕100年を記念して「企画展・赤羽末吉展」も開催している。赤羽末吉はモンゴル民話「スーホの白い馬」の力強い挿絵で知られている。タッチは違うものの、どちらも温かみの伝わる画風だ。穏やかな気分になれることだろう。
ちひろ美術館・東京
東京都練馬区下石神井4-7-2
03-3995-0680
開館時間 10時から17時(4/29-5/5と8/10-20は18時まで)
休館日 月曜日(展示替のための臨時休館あり)
入館料 大人800円 高校生以下無料
ちひろ美術館・東京
http://www.chihiro.jp/tokyo/