不安材料
ネット選挙解禁で、インターネットと政治のつながりが話題となっている昨今ですが、以前から懸念材料であった、「なりすまし」被害が発生していたことがわかりました。被害にあったのは民主党議員16名で、うち12名は今度の参議院選挙の候補者です。
twitter
問題の「なりすまし」は、ミニブログtwitterで発生しました。twitterといえば、鳩山首相もつぶやき、フォロワーの数が日本一になったことで先日ニュースになったばかりです。そんな首相の快挙のすぐ傍で、事件は起きました。産経ニュースの伝えるところによれば、
議員本人の顔写真を掲載、公式ホームページ(HP)へのリンクが張られ、プロフィル欄もほぼ正確に記載されている。投稿も「議員会館で昼飯です」「地域なくして日本の成長なし」などと議員本人を装う内容となっている
本人でもおかしくない書きぶりに、実際にだまされ、本人だと思い込んで、フォローした人もいたといいます。なりすまされた議員も迷惑でしょうが、だまされた有権者も、馬鹿にされたような気分になったことでしょう。政治に関心があり、日本の将来を憂う貴重な人材がこのような憂き目に会うのは理不尽です。
対応
twitter側の対応は、混乱させる意図が明確であれば削除するという方針です。しかし、そもそも他人の名前を偽って、なりすますこと自体に問題があるのであって、本人でないとわかった時点でアカウントから削除すべきです。今回、twitterの選挙期間中の利用については自粛という方針になりました。twitterの今のシステムでは仕方のない結論だったといえます。
産経ニュース 「ツイッターで民主参議員16人のなりすまし出現 改選期で困惑」
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100531/plc1005310036000-n2.htm