障害者の社会参加に水を差す決定
ニュージーランドのクライストチャーチで行われるマラソン大会で車いすでの出場が認められないと発表された。
イアン・ウォーカー氏は3年半車いす生活をしている。自転車事故によって下半身不随になったが、筋トレと健康維持は重要な課題で日々トレーニングを欠かさない。ウォーカー氏は人生何が起こるか分からず、また起きたことをまっすぐに受け止め、その事実とともに生きていかなければならないという。
そのウォーカー氏は来年予定されているニューヨークハーフマラソンに出場することを計画しており、今回のクライストチャーチマラソンはその予行練習にするつもりだったようだ。けれど、参加を断られてしまったのだ。
参加者多数のための措置
マラソン実行委員会によると、今回は6000人の参加応募があり、車いす参加者のための場所が確保できないのだという。さらに、委員会側は事故が起きた場合の責任を追及されることを恐れているようだ。
ただ、今回のメインチャリティーの協賛であるthe Spinal Trustは、この決定を非常に遺憾に思っている。さらに、人権保護団体も来年度はもっと前向きな姿勢で臨んでほしいと話している。
編集部 青空ひなた
Wheelchairs banned from Christchurch Marathon
http://www.3news.co.nz/Wheelchairs-banned-from-Christchurch-Marathon/tabid/423/articleID/159160/Default.aspx