初めてのオンライン国勢調査
7月にタイ政府は、次の10年の政策計画の参考となる国内の情報収集の為の人口・住宅国勢調査を初めてオンラインで実施する。
情報通信技術省の下部組織である統計局の局長であるジラワン・ブーンペン氏は、タイに住む人は全てこの調査を完了し、データをアップデートする必要があると話す。
タイでオンライン調査を含む複数の経路で情報を収集するのは初めてのことである。オンラインでの国勢調査回答者は全体の10%以内になると推定されているが、システムは既にアップグレードされており、態勢は万全のようだ。
オンライン以外にも様々な方法が利用可能
タイでは国勢調査は10年ごとに実施されており、今年は国勢調査開始から丁度100周年に当たるとのことだ。
ジラワン氏は次のように述べている。
「タイは日本と並んで国勢調査にインターネットを利用するパイオニアの1国である。回答者はもちろんオンラインの他にも郵送や、タイ電話公社(ToT)のホットラインである1111番での回答や、従来の面談方式も利用することができる。」
調査結果は政策決定以外にもいろいろな利用方法
この国勢調査で集められた情報は政府が方針を立てたり、人口動態や、健康、所得レベル、労働力と人口計画といった要素に基づく要求に合わせてリソースを振り分けたりするのに役立てられる。
更に、貧困地域をマッピングしたり、民間部門が各地域の人口密度の詳細を利用してビジネスの投資を決定するのを支援したりもできる。
国勢調査の結果はまず男女の人口や地域、県、国レベルの世帯数のような統計の一次データとして公開される。その後、全世帯の約1%のサンプリングに基づいた詳細な報告書が発行される予定である。
Census to go online for first time
http://www.bangkokpost.com/tech/technews/37750/census-to-go-online-for-first-timeNational Statistical Office(タイ統計局)
http://www.nso.go.th