“他人の目を気にする気質”が障害か
日本の有給休暇取得日数が、世界主要12カ国の中で3年連続最下位だったことが、エクスペディア・ジャパンの調査でわかった。
同社によると、日本人特有の“他人の目を気にする気質”が有給休暇取得の障害になっていると指摘する一方、30代が有給休暇を最多で取得、50代は休暇取得に抵抗があるのではという結果を公表した。
他の西欧諸国は有給休暇の平均取得率は80%以上
今回、世界最大のオンライン旅行会社 「Expedia」の日本向けサイト、エクスペディア・ジャパンは、日本を含めた欧米の主要12カ国において、男女11,521人の有職者を対象にした有給休暇の取得実態に関する調査を実施した。
そsちえ、調査の結果、日本人の有給休暇の平均取得日数は、前年に比べ1.4日増加と若干の改善が見られたものの、調査した12の対象国の中では、3年連続最下位という結果になったという。
他の西欧諸国における有給休暇の平均取得率は80%以上である中、日本のみ56%。政府が目標とする有給休暇の取得率70%にはまだまだほど遠い。
一方、年齢別にみると「ジェネレーションY」と呼ばれる30代が最も休暇を消費。反対に、権限の多い部長クラスに就いている50代が休暇を取っていないこともわかった。
【minastirith 執筆】
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エクスペディア・レポート/グローバル有給休暇比較 2010