長崎県佐世保市の劇団「楽園天国」企画の「カンカン山んにき」バスツアーが6月27日に開催されます。バスツアーでは佐世保空襲資料室、無窮洞、梅が枝酒造を見学します。
小学生以上が対象で、参加費は1000円。定員は30名程度です。
小学生が掘った防空壕「無窮洞」
無窮洞(むきゅうどう)は佐世保の宮地地区に現存する巨大な防空壕です。
1943年、戦争のさなか当時の宮村国民学校の教師と小学生たちが掘ったもので、幅約5m、奥行き約20m、生徒500人が避難できるほどの大きさで、避難中でも授業や生活ができるように作られました。
当時4年生以上の児童がツルハシで堀り、女子生徒がノミで仕上げたといわれており、教壇を備えた教室をはじめ、トイレや炊事場、食料倉庫、さらには天皇の写真を奉ずる御真影部屋まであります。
当時の時代背景を知ることが出来るとともに、平和への祈りが聞こえてきそうな空間です。
「カンカン山んにき」の開催は8月7日、8日
「カンカン山んにき」は「無窮洞」を掘りながら強く生きる子供たちや子供たちを見守りながら暮らす大人たちの想いを描いた作品で、公演は8月7日8日です。このバスツアーは「カンカン山んにき」の世界観をより深く知ってもらうため開催されるものです。
「カンカン山んにき」ブログ:バスツアーについて
http://blog.livedoor.jp/kankanyama/archives/227335.html劇団「楽園天国」
http://mbsp.jp/rakuten555/「無窮洞(むきゅうどう)」(佐世保観光サイト)
http://www.sasebo99.com/sight_sasebo/mukyudou.shtml