東京都薬用植物園に新設
東京都は、若年層の有害薬物使用が問題になっている中、小平市にある東京都薬用植物園内に、薬物乱用防止の普及啓発や薬用植物等への理解を深めるための施設「ふれあいガーデン」をオープンした。
この「ふれあいガーデン」では、市民ボランティアとの協働で植物の栽培を行うほか、イベント開催、薬用植物関連グッズの販売なども行う。
5月1日にはオープニングイベントとして、5種類のハーブを使ったオリジナルコンテナを作る「春のハーブ教室」が開催される。また、「園芸療法入門」(3回連続講座)も、5月12日(水)・26日(水)、6月9日(水)の3回で行われる。
「タミフル」も薬草が原料
同植物園では、貴重な遺伝子資源として海外の植物園から薬草の種子を得て、試験検査に役立ている。
薬草には、中にある成分が医薬品の原料になっているものがたくさんあり、インフルエンザ治療薬として有名になった「タミフル」もトウシキミ(ダイウイキョウ)の果実の成分から合成され、作られている。
東京都ホームページ
薬用植物園「ふれあいガーデン」オープニングイベントのお知らせ
http://www.metro.tokyo.jp/INET/EVENT/2010/04/21k4q300.htm