お金が十分あっても
「あなたが年収100万ポンドあったとしても、友達がみな年収200万ポンド稼いでいると知れば、あなたは自分が幸せだとは感じないんです。」
この度発表されたウォーリック大学とカーディフ大学の共同研究によれば、個人の幸福度を、性別、年齢、学歴、居住地域の同じ他人と比較した場合、お金は彼らの社会的地位をよくする場合のみ人々を幸せにしているという。
幸せってなんだっけ…
また両大学はこの結果を受け、過去四十年間の経済上昇にもかかわらず、なぜ全体の幸福度水準は上がらなかったのかということが説明できるかもしれないと語った。
この研究において、個人収入の格付けが一般的な生活満足度を最も予測できるもので、実際の総収入や他人の平均収入は、人々の幸福にはさして重大な影響力を持ってないということもわかっている。
わかる気がする、その気持ち
ウォーリック大学のBoyce博士は以前、宝くじ当選者の感じる幸福感が相対的であることについてコメントした際、「人間というものは、生まれつきスティタスに取りつかれていると心しておくことは大切です。宝くじが当たる前には、当選者はご近所の新車を羨んだり、温室が欲しいなぁなんて思っていたんです。」と語っていた。
「奇妙なことに、この欲望は同じ人が大金持ちになったとしても消えることはないんです。もっとリッチなヨットやプライベートジェット、バハマに土地を持つことなど、さらに豪華なものに人はあこがれるようになるんです。」
幸せへの近道、満たすべきは、財布よりも自尊心?
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