7月7日から福岡市で「国際知識経済都市会議」開催
福岡市が日本で唯一加盟する「国際地域ベンチマーク協議会」が、7月7-9日の3日間、同市で初めて会議を開催することとなった。
会議名称は「国際知識経済都市会議」で、主催する同市の実行委員会が、9日の初会合で決定したもの。
実行委は、九州電力、JR九州、九州大、福岡市など地元13団体の幹部18人で構成され、近く下部組織の「企画委員会」を設置し、6月中旬までに具体的テーマや会議の詳細を決定する方針という。
世界的不況の下では、知識・技術・人材などを生かした「知識経済分野」がそれぞれの地域の成長につながるとし、高度な知識を持つ人材を呼び込むための都市環境についてが、本会議のテーマとなっている。
福岡市はビジネス交流で国際競争力アップを狙う
会議には、文化・芸術分野の創造性を重視した「知識経済」の育成に力を入れる世界10都市の産学官関係者ら約100人が参加する見通しで、同市はゲームなどのソフト開発や半導体デザインなどの産業集積をアピールしていくという。
2008年に結成された協議会は、これまで08年にシアトル(米国)、09年にはバルセロナ(スペイン)で開かれ、今回が3回目となり、各都市のまちづくりの成功例などが議論されている。
市はこの開催を機に9市との連携を強化し、ビジネス交流で国際競争力アップを狙うとともに、会議でアジアの拠点都市としての魅力を発信し、国際的な知名度向上やアジア進出を目指すグローバル企業の誘致につなげたい考えだ。
<都市ネットワーク加盟10都市>
シアトル(合衆国) バルセロナ(スペイン)
ダブリン(アイルランド) ヘルシンキ(フィンランド)
ミュンヘン(ドイツ) ストックホルム(スウェーデン)
メルボルン(オーストラリア) テジョン(韓国)
バンクーバー(カナダ) 福岡(日本)
「国際知識経済都市会議」(国際地域ベンチマーク協議会第3回会議)第1回実行委員会開催について--福岡市
http://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/20959/1/IRBC.pdf関連前記事 「7月は福岡開催--世界の”都市ネットワーク”加盟で」
http://www.san-gaku-renkei.com/news_eGJSjF4Xh.html