素材は「麦」、地に還ります
「麦の茎」から出来た家具、想像できますか?
福岡県福岡市西区にあるプランナーズジャパン㈱はマンションのオリジナル・キッチン、戸建用オーダーキッチン等、20年の実績を積み重ねてきたが、素材に「麦の茎」を使用した家具を開発、環境に配慮したトータル・コーディネートを展開する。
「麦の茎」「くるみ」などの天然素材の廃材を利用し、再生されたのが「エコセーバー」と呼ばれる建材だ。同社はこの自然素材の建材を床材、キッチン、家具等に使用、廃材は我々の身近な生活の場で、形を変えて再び甦る。
「エコセーバー」の特徴はその素材と共に、石油系接着剤を使用していないため有害物質を放出せず、シックハウス、シックスクールに最適であるという点だ。耐久性は木材と変わらないということで、既に学校、医療機関などで採用されているようだ。
「麦の茎」から生まれたこの建材は、燃料としての再利用が可能、更に将来的には「同じ素材への再リサイクル」も念頭にあるという。燃やせば土に還り、再び同じ姿で甦ることも可能となるかもしれない「麦わら」、恐るべし。
尚、同社では「エコセーバー」のみではなく、製紙工場からの廃棄物を利用したリサイクルプラスチック使用の「ジオデッキ」も展開している。
(編集部 環境草紙)
プランナーズジャパン株式会社